株式会社和泉
ほんものの責任

エアセルマットとは

気泡緩衝材エアセルマットとは、ポリエチレンのシートを重ね、間に空気を封入した粒をつくることで、緩衝性能を高めた梱包材のことを指します。専門的には「気泡緩衝材」(きほうかんしょうざい)と呼ばれますが、「プチプチ」(川上産業株式会社)、「エアーキャップ」(酒井化学工業株式会社)といった、各社の商品名の方が一般的には知名度が高いでしょう。

気泡緩衝材が生まれたのは、1960年。

米国ニュージャージー州に本社を構えるシールドエア社において産声を上げました。

 

つぶつぶした突起が特徴的な、気泡緩衝材のヒントとなったのは、雲。

シールドエア社創業メンバーのひとりが、飛行機の窓越しに広がる雲海を眺めて思いついたそうです。

 

「無数の雲の山を突起にしてシートに張り付ければ、割れ物の緩衝材になる。これなら必ず売れる」

日本では、プチプチ、エアキャップなどとも呼ばれる気泡緩衝材ですが、シールドエア社は、この新発明を「バブルラップ」と名づけました。

発想から数年をかけ、バブルラップの量産化に成功し、シールドエア社が創業したのが、1960年。トランジスタの梱包材として需要を伸ばしました。

 

テキサスインスツルメンツが1954年に発明したトランジスタは、1960年代に入り、トランジスタ・ラジオ、トランジスタ・テレビなどの発売とともに、それまでの真空管に代わって、爆発的な普及を遂げます。バブルラップは、時代の流れにも後押しされ、アメリカのみならず、世界的に普及していきました。

梱包・緩衝材には、気泡緩衝材エアセルマットの他にも、紙、段ボール、発泡スチロールなどがあります。

いずれの梱包・緩衝材にも、メリット、デメリットがありますが、気泡緩衝材エアセルマットの場合、汎用性が高く、さまざまな商品やアイテムに幅広く使用することができること、梱包対象に合わせたカットや袋状やチューブ状に加工することが容易であること、帯電性能や防錆性能などの付加機能を加えることができるなどが、メリットとして挙げられます。

一般的にも広く知られるようになったエアセルマット。

わたくしどもの日常生活にも不可欠の存在となりましたが、多くの場合、用途は商品を壊さない、壊れないようにするための緩衝材としての役割にとどまっています。

株式会社和泉は、梱包や緩衝を生業とするプロフェッショナルとして、気泡緩衝材エアセルマットの普及と活用推進に努めています。

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